Rose Cabat Exhibition 2017
2017.11.3 - 11.12
















 

 
アメリカのアリゾナ州ツーソンで活動した女性陶芸家ローズ・キャバット。

彼女が生み出した花器「フィーリー」は、森や空・夕景など自然からインスパイアされた色彩豊かな釉薬と

赤ちゃんの肌のように滑らかで湿度を感じる優しい質感、そしてちょこんと突き出た口が愛らしい作品です。

口が小さ過ぎて花器としてはほとんど機能を果たさない器ですが、窓辺で佇む凛とした姿は美しく、

掌から伝わるきめ細かい触り心地は他の作家には無い唯一無二のもので、感覚に訴えかけてくるような作品からは生命感が溢れています。

昨年に続き2回目となるローズ・キャバット展では彼女の代表作であるフィーリーを中心に17点の作品をご紹介致します。

特徴的なフォルムとカラフルな釉薬のフィーリーは同じものが二つと存在しない、一期一会とも言える作品になっておりますので是非ご覧ください。




Feelie











































































Bowl

































Book


































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Rose Cabat  |  ローズ・キャバット

 
1914年ニューヨーク生まれ。1940年頃に夫のアーニー・キャバットが偶然持ち帰った陶土を使って花瓶を製作し、その花瓶から彼女の陶芸の才能を見出したアーニーの勧めで陶芸を始めます。ニューヨークのグリニッジハウス(陶芸教室)で轆轤の技術を学び、ローズが成型をしアーニーが釉薬や絵付けを施すというスタイルで本格的な作陶を開始しました。長男の喘息を機に1942年にアリゾナ州ツーソンに移住。この時期の作風は日本の陶器にも通じるような厚みのある少し土着的なもので、食器なども製作していました。大きな転機となったのが1957年のアーニーのハワイ出張で、出張に同行したローズは偶然ハワイ大学で開催されていた釉薬の講習に参加しました。そこで学んだ釉薬の調合技術が多彩なカラーの組み合わせを可能にし、彼女の作風を大きく変えました。そして色を引き立てる形として1960年代に完成したのが「フィーリー」です。その後2015年の1月に亡くなるまで一貫して変わらぬ作風で多数のフィーリーが生み出されました。彼女の作品は写真家のロバート・メイプルソープが蒐集していたことでも知られ、セレブやコレクターを中心に世界的に評価が高まってきております。