Rose Cabat Exhibition 2022
2022.09.11 - 09.24
Rose Cabat | ローズ・キャバット
1914年ニューヨーク生まれ。1940年頃に夫のアーニー・キャバットが偶然持ち帰った陶土を使って花瓶を製作し、その花瓶から彼女の陶芸の才能を見出したアーニーの勧めで陶芸を始めます。ニューヨークのグリニッジハウス(陶芸教室)で轆轤の技術を学び、ローズが成型をしアーニーが釉薬や絵付けを施すというスタイルで本格的な作陶を開始しました。長男の喘息を機に1942年にアリゾナ州ツーソンに移住。この時期の作風は日本の陶器にも通じるような厚みのある少し土着的なもので、食器なども製作していました。大きな転機となったのが1957年のアーニーのハワイ出張で、出張に同行したローズは偶然ハワイ大学で開催されていた釉薬の講習に参加しました。そこで学んだ釉薬の調合技術が多彩なカラーの組み合わせを可能にし、彼女の作風を大きく変えました。そして色を引き立てる形として1960年代に完成したのが「フィーリー」です。その後2015年の1月に亡くなるまで一貫して変わらぬ作風で多数のフィーリーが生み出されました。彼女の作品は写真家のロバート・メイプルソープが蒐集していたことでも知られ、セレブやコレクターを中心に世界的に評価が高まってきております。
ローズ・キャバット展の期間中に¥11,000-(税込)以上お買い上げのお客様にブックレットをプレゼント致します。
※数量限定の為無くなり次第終了となります。(お一人様一冊のみとさせて頂きます)